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 【エンジン】 アトキンソンサイクルの燃費への効果
通常の車よりも燃費のよいハイブリッド車。
このうち、エンジンのアトキンソンサイクルの効果は
どれくらいの寄与があるのか…

まず、その辺りのデータを示し、
その後、各項目に触れていきたいと思います。

20型の資料は残念ながらもっていませんが、
10型の資料はいくつかありますので、ご紹介いたします。

普通の1.5L AT車に対し、各技術によってどれくらいの燃費向上効果があったのか
(10型新型車解説書参照)

燃費向上寄与度の順に並べると
(1)エンジンの自動停止(アイドルストップ・エンジン停止走行)
(2)エンジン運転域の制御
 (効率のよい高負荷状態でエンジンを使用…ポンピングロスの低減)
(3)エネルギーの回収(回生ブレーキ)
(4)高効率エンジン(アトキンソンサイクル)

といった感じです。
4番目ながら回生ブレーキ効果の8割に近い効果がアトキンソンサイクルにはあります。

なお、20型ではこちらの資料のように10型、11型に対する効率向上効果の内訳が公開されています
http://www.toyota.co.jp/jp/tech/environment/ths2/kankyo.html
20型では回生ブレーキ、制御分の燃費寄与度が大きいことがわかりますね。

また、トヨタの公開資料ではありませんが、
以下の書籍に、通常のエンジン(5A-FE)との効率の比較がありましたので、ご紹介しておきます。

(山海堂「自動車の高性能化」より)

こちらも10型での比較になっていますが、通常のエンジンに対し、熱効率にて28→34%と、従来比約21%もエネルギー変換効率が向上しています。((34-28)/28=21.4%)
※ この図はエンジンスロットル全開状態の比較ですが、実際のスロットル半開(部分負荷領域)においては、通常エンジンの効率は著しく低下します。これについてはポンピングロスを解説するときに触れたいと思います。

28%→34%程度といって、ピンとこないかもしれませんが、
普通のエンジンでは、ガソリンが燃焼した分の全エネルギーの28% しか利用できていない(残りの72%は捨てている)んです。
利用可能エネルギーとして約21%の向上は結構すごいことです。

燃費向上の1つの鍵は、このエネルギー変換効率をどこまで引き上げられるか、1ccのガソリンが燃焼し発生するエネルギーをどこまで無駄なく有効利用できるかという点です。

それに対する1つの手法がアトキンソンサイクルです。
このアトキンソンサイクルがなぜ、効率が2割もよくなるのかということについては、いくつかポイントを踏まえて解説したいと思います。

つづきは、また次回に…
▼ この記事へのコメント ▼
続きも期待してます(^.^)
むー…
楽しみです、はい(^_^)
はい、楽しみにしてます(^^
#ためになりますm(_ _)m
技術解説、いつも楽しみにしております。
続きに期待・・・)^o^(
続きを掲載しました

【エンジン】 ガソリンエンジンの理解ためのポイント&アトキンソンのカラクリ
(すでに公開から4h経過してますが・・・)

好評いただければ幸いですが、
私の記述違いもあるかもしれませんので、多くの方にチェックしていただけるとありがたいです。

これから30型が発売されるまでの1年間は、エンジン関係のマニアには堪らない新型エンジンが、次々と出てくるでしょう。

上記リンク先に、エンジン雑談でポイントとなることを記載しましたので、参考にしていただければ幸いです。
アトキンソンサイクル及び、ミラーサイクルエンジンの仕組みとても興味があります。

楽しみにしております。