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 フューエルタンクの内圧管理
※ 特にプリウスの技術というわけではありませんが小ネタとしてご紹介します。

もともとは
『ガソリン給油の際、フューエルキャップをはずす時に
 ”シュゴッ!”と音がする時としない時があるのは何故?』

という質問からでした。


フューエルタンクは密閉構造となっています。
閉じられた容器から、ガソリンがフューエルポンプによりエンジンに圧送されます。
で、
ガソリンが減った分、何かが補充されないとガソリンタンクの内圧はどんどん下がってしまいます。
ややもするとガソリンの圧送が困難になるかタンクが凹んでしまいます。

実際には、ガソリンが減った分、空気がガソリンタンク内に補充されます。でも、ただの穴が開いているわけではありません。
ただの穴が開いていたら、そこからガソリンタンク内のガソリン蒸気が漏れてしまい、危険ですし、環境負荷の問題もあります。
(実際、タンク内で発生したガソリン蒸気は、キャニスターパージという活性炭を利用した吸着システムによってエンジンに循環されます)

で、ガソリンタンク内への空気補充はどうなっているかというと・・・

給油口キャップ(フィラーキャップ)部から補充しています。
この
フィラーキャップ、単なるキャップでなく、内部に圧力調整用のリリーフバルブを含んでいます。
エンジンタンク内のガソリンが減少し、ガソリンタンク内の負圧がある一定値(バルブ設定値)になると、そこで、リリーフバルブが開いて空気がタンク側に吸い込まれます。

というわけで、
 ・そのバルブが開く前くらいで、ガソリンタンク内が
  若干の負圧状態であれば、キャップを緩めた瞬間に
  空気が吸い込まれ、シュゴッという音がします。
  (正圧状態であれば、タンク内空気が噴出します)

 ・一方バルブが開いて空気補充が行われた後であれば、
  給油口を開いても、(空気が吸い込まれないので)
  音はしません。


たかがキャップと思っても、重要な役割を担っているわけですね。
(今度給油でキャップを取り外したら、裏返してご覧になってはいかがでしょう・・・って見てもよくわかんないんですけどね(^^;)

ちなみに、プリウスの資料はありませんが、
ウチの奥さん用のマーチの新型車解説資料にフィラーキャップのリリーフバルブ圧力設定値が書かれていました。
 負圧:-6.0〜-3.4kPa
 正圧:15.3〜20.0kPa

どうやら、ガソリンタンク内の圧力が高まりすぎたら、
圧を抜く機能もあるようですが、その設定圧は結構高めのようですね。
▼ この記事へのコメント ▼
吸い込む音なんですね
気温が高くなって膨張して逆にガソリン蒸気が吐き出される音もあるのでしょうか
さん、こんばんは。
すいません、吸い込む場合のみとは限りませんね。
ガソリンタンクが高温となるような走行後等では、
ガソリンタンク内が正圧となりガスが噴出す方向もありますね。

ということでカッコ書きで追記しておきました。