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 ハイブリッドの素材価格動向
ちょっと技術の話と趣が違いますが、
ハイブリッドに欠かせない電池素材の動向について…

30型にはLiイオンバッテリが見送られ、
ニッケル水素(Ni-MH)バッテリを継続採用のようですね。

この電池素材のニッケル、近年価格上昇が際立っています。
2003年までで 1kgあたり10$ 以下で推移していたものが
2006年から
1kgあたり 50$ と一気に5倍に値上がりしています。
↓こちらのグラフを参照ください。びっくりしますよ…
http://www.jogmec.go.jp/data/metal_price/ni.html

他にも、ハイブリッド用のモーターに用いられるネオジム磁石などの、希土類(レア・アース)も価格が上昇しています。
(ネオジム系磁石ってすごく強力なんですよ。私は実験で使ったことがあるんですが、手挟まれたら怪我するくらいです)

上記のニッケルのようなグラフがありませんでしたが、2006年5月時点でのニュースです。
http://www.nikkei.co.jp/news/kakaku/20060509d1j0201c09.html

…自動車のモーターに使う永久磁石向けレアアース(希土類)の輸入価格が上昇を続けている。需要が好調な一方、主産国の中国が資源保護を目的に採掘抑制に乗り出し、供給不安感が台頭しているためだ。主要品種の価格は1年前に比べてほぼ2倍になっており、自動車や電機メーカーなどのコスト上昇につながっている。
(中略)
オジムの輸入価格(CIF=運賃・保険料込み)は4月末、1キロ15.8ドルと前月末比で0.8ドル(約5%)上昇した。

こちらは、2007年4月のニュース
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/TOPCOL/20070402/130004/

日立金属によれば,希土類金属の生産は9割くらいが中国。埋蔵量そのものはたくさんあっても,生産が中国に偏っているのが懸念材料とのことです。

 資源の生産が1カ国に集中すると,価格の決定権は生産者側に委ねられがちです。競争原理が働かなくなるためです。実際,
ネオジム(Nd)の価格は2年前の4倍弱になっているそうです。

あまり悲観的なデータばかり並べるのもなんですが、
もしかしたら、数年先、ハイブリッドカーは素材価格の面から価格上昇がおきているかもしれませんね。

エコは省エネルギー&省資源、1台のクルマも大事に使いたいですね。
▼ この記事へのコメント ▼
どの金属でも価格上昇が著しいですね。
金属材料を扱うメーカーは、安易な値上げなどできないので、どこも苦労していると思います。
主要な金属は、LME(London Metal Exchange)で取引されて市場価格が決定されていますが、金属そのものの需要というよりも、投資目的で意図的に価格がつり上げられている気もします。

次期プリは、通常のガソリン車並みに価格を抑えようと開発されていると思いますが、原価上昇がとどまらない限り、コストダウンは難しいでしょうね。
ハイブリッド=高い
というイメージを払拭するには、現状は難しいのかもしれませんね。
> 金属そのものの需要というよりも、
> 投資目的で意図的に価格がつり上げられている気もします。
-------------
需要が増加しているのも間違いないのですが、ニッケルのところで参照しているJOGMECのレポートでも、【投機筋の介入】と書かれていますね。

衝突安全性等の要求からクルマの重量が増してきていて、
軽量な高張力鋼材、またハイブリッドなどのレアメタルの需要が増してくると、投機的な介入が激化するかもしれませんね…。

ちなみに、どなたかハイブリッド1台で、何kgぐらいのニッケルやネオジム磁石が用いられているか、ご存じないですかね。
日経ものづくり7月号に面白い記事がありました。
ttp://home4.highway.ne.jp/mizolets/raremetal.pdf
(ちょっと画質悪いですが、ご了承下さい。先頭のhは省略させて頂きました。)

レクサスLS600h/600hLに関するものですが、金属高騰の中で、ハイブリッドシステムのモータの巻き線に使われる銅線などを減らしつつも、性能を維持するような技術が開発されているようです。
(銅の値上がりはニッケル同様に半端じゃありません)
デンソーも銅の使用量を半分にしたオルタネータを開発しているようです。

金属高騰の中で、材料に依らずにコストを抑えて性能を維持する技術が沢山出てきそうですね。
さん、こんばんは。
まさに、トピックにぴったりの記事ですね!
2002年比でニッケルが7倍、ネオジムが4倍、アルミが1.7倍ですか…

「2010年に年間100万台を目指すのに、モーターに用いるレスアース(希土類、ネオジム)は確保できますか?」
「資源は大変悩ましい…(中略)…レスアース、貴金属を使わないですむ技術や代替材料の開発を重視している。資源について一企業ができることは限られているが、可能な限り総合的に取り組まなくてはならない(トヨタ渡辺社長)」

この話題、そのうちマスコミでももっと大きく取り上げられるようになるかもしれませんね。
昨日のNHKでも取り上げていましたね
中国は、さんざん輸出政策を取って外貨を稼ぎ、日本を始め諸外国から技術を教えて貰ったら一転して輸出規制に走りました
自国で消費しないゲルマニュウムまで投機対象とするなど
やはり信用できない国だなぁと思いました