目指せ!燃費向上


1、空燃比

ガソリンは、炭素と水素の化合物であり、これを高温の下で酸素と反応(爆発)させる事によって運動エネルギーを得ます。このガソリンを完全に燃焼させる為には、ガソリン1に対して空気が15(重量比)が必要で、これを理論空燃比と呼びます。

理論空燃比でガソリンを爆発させれば不完全燃焼を起こさず効率良くエネルギーを得る事ができますが、パワーが必要な時はエンジンの回転数を上げたいので、理論空燃比よりガソリンの量を多め(つまりガソリン1:空気15以下)にしなくてはなりません。この空燃比で燃焼させれば、瞬間的に多くのパワーが出せ、回転数は一気にあがりますが、同じ量のガソリンを燃やして得られる効率は、どうしても悪化します。アクセルの踏みすぎが燃費を悪化させるのは、この為です。

一方、リーンバーン(希少燃焼)のような機構は、空燃比を1:30〜40にしてガソリンを燃やしますが、普通、この空燃比では空気が多すぎて着火しません・・・そこで凝った形のプラグや燃焼室を持っているようです。しかし、燃やすガソリンの量が少なければ、そこから得られるパワー(トルク)が少なくなるわけで、結局アクセルを多めに踏んでしまう場面が想定されます。

プリウスの場合は、アクセルを深く踏み込めばモーターのアシスト量も増えるので、一概に効率悪化と言えない部分がありますが、プリウスとてガソリンエンジンを使用していますから、あまりにも急に深く踏み込むのは避けた方が無難と言えるでしょう。

2、リッターカーレース

2000年まで行なわれていたリッターカーレース(=マイレッジマラソン)をご存知でしょうか?1リッターで何キロ走れるかを競う競技でした。
そのレースでの基本的な運転方法は、
まずエンジンを全開にして加速。ある程度の速度に達したらエンジンを止め、後は惰性だけで走り、速度が一定まで低下したらエンジンを再始動して全開加速。この繰り返しです。

ガソリンを燃やして、効率良く運動エネルギーを取り出し、得られた運動エネルギーをなるべくロスしないように最低限の走行抵抗(後述)で走る事によって、驚異的な燃費をたたき出します。

この数字を出すためには、自分の都合を最優先で実現できる場所(レース場)が必要ではありますが、それにしても約3000km/lの数字は素晴らしいと言うしかありません。

つづく

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